ひび割れホワイトボード

サハーにおける真人間となるために四苦八苦しているプシュケー的主体はゲデの導きによりその構造領域を集合的無意識まで遡りアストラル光を媒体にSurfaceを通じて宇宙と繋がり内なる自己との対話を繰り返す無限の虚無を表記し続けるただの社会復帰日記

仕事がとてつもなくきつく忙しいときの生き残り方

 仕事が死ぬほど忙しい、帰るどころか寝る暇もない。そういう時ってあるよね(ねーよ)。私の職場はたまーにそういう時があって本当に勘弁してくれと思うのだけど、それでも他と比べたらうちの事務所はまだましなので恐ろしい。先月、久しぶりにそういうことに巻き込まれたので生き残り方をメモがてらに残しておく。尚、生き残るだけであって仕事の成果物に対するクオリティは一切考慮してません。バリバリ出世上昇志向アッパーエリートハードビジネスパーソンにはなれないのでお気をつけ下さい。

 1、寸暇を惜しんで寝る
 寝ることほど大切なことはない。職場に泊まり込み、呼吸すること以外全てを仕事に注がねばならない状況において、最低限の自我を保つために必要なことは寝ることだ。矛盾しているようだが当事者ならわかると思う。きっと普段の3分の1も睡眠時間は確保できないだろう(今回の場合私は約2時間寝袋で眠れた)。仮眠の許可が得られたからといって、寝袋や簡易ベッド、ソファーで横になりながらTwitterはてブをしている場合ではない。1分でも1秒でも長く目を閉じ脳をクールダウンさせる必要がある。そのためには仮眠を少しでも長く取り、たとえ横になれなくとも最低限の労力(お目付け役上司がいない間に机でうとうとする等)で嵐が過ぎ去るのを待つしか無い。
 生産性?まず生き残らないと何にも意味がない。

2、なんでもいいから食べる
 
疲労が貯まってくると食欲が落ちる。本来空腹であるはずなのに、異常な状況を前にして脳が優先順位を変えるためだ。食欲が落ちるというより、何も食べたくないし食べなくても大丈夫と勘違いする。脳は食事をとるよりも仕事をすること(そのために考えること)を優先させる。我ながらなんて社畜な脳なんだろう。鬱病でダウン寸前の状態で食事を取らなくなるのもこのためであり、アドレナリンだドーパミンセロトニンが不足しているとかそういうことらしい。
 何にせよ、大切なことはなんでもいいから食事を取ることだ。弁当やカップ麺、おにぎりでもサンドイッチでもいい。クッキーやビスケット等お菓子の類でもいい。糖分は大切だ。ビタミン剤でもいい。用意できるなら海外製の強力なのが良いだろう。この状態になると食べ物の味もしないし30分前に食べた食事も思い出せないだろうがあまり気にしてはいけない。一欠片のビスケットを口に運び咀嚼し飲み込むその間だけ、脳を休ませることが出来る。前項で寸暇を惜しんで睡眠と書いたが、食事だけは30秒の睡眠時間を削ってでも取る価値がある。ちなみに水しか飲めなくなったらダウンまで後一歩なので気をつけて欲しい。というか辞めましょう。

3、清潔を保つ
 入浴や着替えは出来るならした方が良いが、真っ先に時間を削れることでもあるので無理はしなくてよい(無茶苦茶言ってるのはわかっている)。ここでいう清潔を保つとは、フェイスシートで顔を拭ったり、下着や靴下をちゃんと変えるということだ。基本的に、人間は清潔を好む。それさえ構っていられなくなる状態はもちろんありえるが、脳のリフレッシュになる。私の場合、下着と靴下だけは変えていた。トイレに行く間に顔を洗ったりした。夏から秋にかけて、5日程こういう生活になってしまったことがあったが、60時間に1回は入浴した。着替えは毎日したけどね。

4、考えることをやめる
 宇宙の果てに飛ばされたあの人のようだがこれも大切だ。あなたの所掌であり判断を求められる立場でない限り、出来るだけ自分で判断するのは避けたほうがよい。責任の所在の問題という意味もあるが、それより脳のリソースを節約するためだ。考えることは0に近ければ近いほどよい。仕事の成果物やフローの中において、こうするあーする、これでよいかダメか、どうするのか、右に行くのか左に行くのか、基本的に全て私は上司に投げた。正確には上司を経由して仕事をした。こうすれば自分の脳のリソースは節約できるし万が一の時にも上司を通しているためダイレクトに私の責任問題にはならない。それだけでも気が楽になり、余計なことを考える必要がなくなる。

5、会話をする。できれば笑う
 前回の私の場合だが、幸運にも近くに仲の良い同僚がいたため、彼とタッグを組み交代で休むことができた。中にはそれができなかった人も多々居り、日に日にゾンビ化してくのが目に見えた。私は仲の良い同僚と24時間のうち2400回程、死ぬだとか死ねだとか眠いだとか疲れただとか俺達はもう終わりだとか話し合った。その合間に仕事の話をした。連れと辛い境遇を共有し蔓延する不満を傲慢に散漫(いいライムだ。ラッパーに転職しよう)するだけでストレスは緩和される。環境は何も変わらないが辛さは不思議と緩和される。できるなら、笑い話ができると更に良い。1秒笑顔になるだけでも心的ストレスはいくらか軽減される。私と同僚は私たちに指示を飛ばしてくる、大変位の高い神々しく愛と光に満ちた上司様はそれ故に頭頂部も常に輝いておられる、と約5日間、お互いに競って讃えあった。

 

最後に
 幸か不幸か、私達人間は自分が思っているよりもタフに創られており、上記のことを意識しておけば1、2週間くらいなら十分生き延びられると思う。人によっては1年以上もつ人もいるだろう。そこまでして働きたいかどうかはともかく、そうなってしまった時では既に遅く、まず嵐がすぎるまで耐えねばならない。何もしなければ致命的なダメージを追うだけであり、ナイフで刺された箇所が心臓かふくらはぎか程度の違いしかないが、命あっての物種だ。仕事や職場は慎重に選び、また選ばれるように毎日神にお祈りを欠かさないようにしましょう。